こんにちは。先月の本番から早くも1か月が經ちました。
私は6年間京大オケに所屬し、先月の第200回定期演奏會で引
退しました。この6年間を少し振り返つてみようと思ひます。
私は高校1年生の時にTubaと出會ひ、大學進學後も續けたいと思ひ京大オケに入團しました。
定期演奏會には11期25公演出演し、下記の曲を吹いてまゐりました。
ヨセフ・シュトラウス/ワルツ「天體の音樂」
シベリウス/カレリア序曲
チャイコフスキー/幻想序曲「ロメオとジュリエット」
シベリウス/交響詩「フィンランディア」
ニールセン/交響曲第2番 ロ短調「四つの氣質」
レスピーギ/交響詩「ローマの噴水」
シベリウス/交響曲第2番 ニ長調
リヒャルト・シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」
ブラームス/交響曲第2番 ニ長調
プロコフィエフ/交響曲第5番 變ロ長調
ラフマニノフ/交響曲第2番 ホ短調
チャイコフスキー/バレエ音樂「眠れる森の美女」組曲
マーラー/交響曲第2番 ハ短調
13曲。作曲家の出身地別にみると、大雜把なくゝり方ですが、獨墺が4曲、北歐が4曲、ロシアが4曲、イタリアが1曲となります。京大オケの選曲の傾向がなんとなく表れてゐる氣がします。フランスやイギリスの曲はほとんど取り上げないのですよね。
「交響曲第2番」が5曲もあるのが目につきます。「交響曲第2番」はなぜか知名度の低い曲が多く(すぐれた曲が少ないといふ意味ではありませんよ)、Tubaのない曲は別にすると、有名なものはだいたい演奏したと言へるでせう。あとはボロディンくらゐでせうか。
パート譜が1頁しかしかない曲から10頁を超える曲までありましたが、Tubaの活躍する曲を多く演奏できたのは運がよかつたと思ひます。
演奏旅行でも日本をほゞ一周しました。車部隊の一員として、各地を演奏しながら巡るのは本當に樂しかつたです。ジョイントコンサートでは岡山大學交響樂團・神戸大學交響樂團・東北大學交響樂團・北海道大學交響樂團・金澤大學フィルハーモニー管弦樂團の皆樣と共演し、岡山大學交響樂團の方々とは2013年の大阪公演でもご一緒しました。加へて、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ京都公演の合同演奏には2回出演しました。共演せさていたゞいた皆さん、ありがたうございました。
近衛金管アンサンブル演奏會などのアンサンブル活動もたくさんやりました。金管五重奏など何曲演奏したことか……。
長々と居座つてしまひしたが、修士號は無事いたゞけさう(たぶん)ですし、4月からは社會人になります。Tubaは續けていきたいと思ひますが、その時間があるのかどうか……。
師匠のS先生、先輩方、同回生、後輩たちをはじめ、お世話になった方々に感謝申し上げて結びといたします。ありがたうございました。
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Tubas |
今回の擔當者 H